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Channel: 無音の音声~むおんのおんじょう~
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演技の基礎は武術にあり、 武術の人類学 世界各地の武術

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武術が演技の基礎だとは、確か小劇場運動第一世代の演出家の誰かが言っていた事だ。同時代的風俗劇や新劇のモラルセンスを解体した彼等の世代にとっては古い肉体は確かに基礎になりえた。特権的肉体論、我慢する肉体論の基礎になりえたかもしれない。
だが、人類学的にも武術は芸能の基礎であった。否、芸能そのものであった。

ハワイの武術 ルアは、マナのコントロールを基礎とする。マナはマレットやマルセルモースそして折口信夫によりあらゆる芸能や信仰の古代心性そのものと考えられたものだ。

アフリカの身体性や律動の基礎と考えられるカポエラやカレンダも南米系武術の土台となり、芸能の土台となった。

インド芸能の縮図と言われるケララの芸能、クーリヤッタムやカタカリ、テイヤムのベースにはカヤリパヤットがある。

インディアンの芸能の基礎にもオキチタウ的な身体性は働いている。

古代エジプトはやはり極めて重要だ。例えばタフティーブ何かはやはり武術でもあるわけだが、アフリカ、中東、西洋の土台と超越が交錯する感じがこの魅力だろう。

我が国における神代の武術、神代の武芸を体系化した三大源流は、香取神道流 念流 竹内流 と考えられるが、長威斎も慈恩も竹内久盛も神代の肉体を目指した。

鹿島の太刀や当麻蹴速や愛宕神の身体性の再生を目指したのだと言える。

竹内久盛はまさにマレビトから神代の武術を学んでいる。25の秘術はマレビトすなわち山伏、愛宕神から習ったものと言われている。

古武術については、古い記事でおおざっぱな概論を書いているが、我々にとって注目すべきは
柳生石舟斎であろうか彼はあの我々の芸能学の折口信夫以前の祖ともいうべき、金春禅竹の芸能理論を武芸の世界に再統合している。そしてこの態は徳川の武芸の基本にもなってゆくのである


私自身が個人的に最も関係が深いのは、山岡鉄舟である。無刀流の創始者であり、剣禅一如を唱えた達人だ。古武術においても禅においても道を究めた存在であった。私は幼い頃より、この山岡鉄舟の思想と武芸に触れてきている。我が一族と深い関わりを持つ武芸者なのだ。





山岡鉄舟の瞑想法

ゲロを喰いなさい。そして喰うということそのものになりなさい。

ゲロを喰いなさい。そしてただ喰いなさい。


そこに最強の肉体と最強の精神それから食とは何かという答えがある。

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